◆ 出版も言論も本来自由の中に存在しなければならないと考えます。 しかし現実は、出版したくても出版社の意向が強く、また商業ベースに乗らない出版は相手にされません。このままでは、良書は普及されず、日本文化の将来が思いやられます。
◆今では、本を世に出す為には、出版社の検閲を得て、新聞社、メディアの検閲を得て、初めて広告宣伝されて書店、市場に回ります。 しかし、 インターネットの普及が強い味方となって出版革命、流通革命が起こりつつあります。
◆出版社も、トウハン、ニッパン等に加盟しなければ書店に本を流通してもらえません。加盟する為には多額の資金と、出版実績を積まなければなりません。 図書の出版をそこまで厳格に規制する必要がどうしてあるのでしょうか。書籍の価格も再販売価格維持行為の適用を除外され出版社等の思いのままで価格が統制されています。 本来出版業界こそ自由であるはずが、自主規制の名の下に新参者を排除するのです。 一日も早く書籍の価格自由化が必要と考えます。
◆当組合は、そんな書籍の流通業界に待ったをかけ、良い作品を世に出したいと願い全国消費者協会のご支援の下に設立されました。
みなさまのご協力とご支援をお願いします。 平成22年4月28日
日本図書出版有限責任事業組合スタッフ一同